アルトトロンボーンの音域と役割

アルトトロンボーンとは、その名の通りアルトの音域を持つトロンボーンである。

アルトとは女性の声域の中で低い声を指し、アルトトロンボーンは中央ハ音より13度下のE♭から中央ハ音より15度上のB♭の音域を演奏することができる。

アルトトロンボーンよりも音域が高いものはソプラノトロンボーン、音域が低いものは最も一般的なトロンボーンであるテナートロンボーンである。

主にオーケストラの中の楽器として使われ、アルト・テナー・バスの3本構成で演奏されていたが、現代はアルトトロンボーンの役割をテナートロンボーンで代用し、テナー×2・バスの3本構成が標準となっている。

アルトトロンボーンはトロンボーンの中でも人の声との相性がとても良い音域であるため、合唱に使われることも多い。

アルトトロンボーンが活躍する有名な楽曲としてベートーヴェンの「交響曲第5番」「交響曲第9番」、ヴァーゲンザイルの「アルトトロンボーン協奏曲」等がある。

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