ニューヨークには、往年の名マウスピースがありました。名をニューヨーククラシックといいます。
オーケストラのトランペット奏者、ジャズのビッグプレイヤー等、そうそうたるトランペット奏者がこぞって使い、広く長く愛されたマウスピースです。
ニューヨーククラシックの工房は、1980年代に買収されます。
その後1990年代には製作を停止、閉鎖しました。
ただ、ニューヨーククラシックのブランドは残りましたので、発注は可能でした。
製作は、複数の下請け会社が請け負いました。
下請け会社は、時期によって様々でした。
ヨーロッパのマウスピース製造会社が、委託者ブランド名製造を請け負っていることもありました。
それらの下請けのうちアメリカの会社に、元の製品のデータ及びツールが保有されていたことがわかりました。
「長年、演奏者やファンに愛されてきたニューヨーククラシックで、トランペットを奏でて欲しい」「ニューヨークの伝統の音を再現したい」製作者の熱い想いが、ニューヨーククラシックを甦らせました。
「NY Classic」と名づけられ、トランペットの全モデルが製造されるにいたりました。
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